この前、テレビ番組を見ていたら、世界銀行という機関があることを知りました。世界銀行から融資を受けられる国ってどれくらいあるのですか?何か指定の国があるのでしょうか。それとも、どこの国でも融資をしてもらえるのでしょうか?

世界銀行から融資を受けられる国は日本も含め全国184ヶ国の加盟国

銀行というのは利用者のお金を預かったり企業へのお金を貸し出したりすることて利益を得ている金融機関です。私たちのよく知っている銀行というのは民間金融機関で、これに対して国の生活の状態を整えたり災害があった時などの復興の支援のお金などを融資してくれるのが、国際開発金融機関である世界銀行です。

世界銀行の融資を受けられるのは世界でも184ヶ国存在します。その中には日本も含まれていて、第二次世界大戦のあとの時代には高速道路の整備などの資金を提供してくれたのも世界銀行でした。また新幹線などの設備をしたりするという大きな規模の計画が可能になったのも世界銀行からの融資があったからこそ、実現したものです。

他にも国の経済や生活をよくするために支援してくれる機関はあるのですが、世界銀行というのはその中でも最も大きくて中心に位置している国際機関なのです。

金利なども特に低いのが特徴でもあります。加盟国である184の国の企業への出資も可能なのですが、加盟している国の国民だからといって個人への融資は行っていないのが残念ですね。

世界銀行から日本が受けた融資はどのくらいなの?金融ミニ知識

ちょっとマクロな話になりますが、規模がでかいだけで、私たちがよく利用するキャッシングと似たような話です。世界銀行は、国レベルでお金を融資する銀行で、国連の専門機関のひとつです。国際通貨基金とは違って、通貨や為替相場の安定などが目的ではなく、貧困対策や経済援助が目的なので、より「貧乏に効く」タイプの融資をする銀行だと言えるでしょう。

さて、この世界銀行ですが、実は過去に日本も融資を受けたことがあります。それも31回。結構多いですよね。「てことは、日本も貧乏だったの?」なんて言うあなたはきっとお若いんでしょう。日本ほど短期間で復興を果たした国も珍しいんですよ。今、エアコンの効いた部屋でソファに寝転び、トイレではウォシュレットを使っているお父さんも、昔はすきま風ぴゅーぴゅーの部屋でこたつにもぐり、和式の汲取トイレでブルブル震えながら用を足していたんですよ。これが、ほんの数十年前の話です。

敗戦国としてボロボロだったはずの日本ですが、融資を受けて着実に復興した結果が、今の生活ということになります。今、暖かい電車の座席にすっぽりはまってスマホいじってる若い方にはピンとこないかもしれませんが、数十年前の日本は、今と比べると相当貧乏でした。貧乏ということは不便ということです。寒かったり暑かったり汚かったり危険だったり、全体にワイルドでしたね。

それにしても、実際融資を受けてもこのようにきちんと成果を出せるとは限らないんですよ。私達だって、銀行や消費者金融などでお金を借りても、残念な結果になっちゃう人も中にはいますよね。多重債務に陥っちゃったり、飲み食いギャンブルで全部融かしちゃったり。そう考えると、31回の融資で着実に成果を叩き出してきた日本は、ボロワーとしてとっても優秀だと言えます。

この31回の融資の内訳なのですが、ざっとあげてみますと、火力発電所の建設、製鉄所の建設、東海道新幹線や高速道路の建設が主なものです。こうしてみますと、日本が誇るインフラは、世界銀行からお金を借りて何とかなったものばかりなんですね。「あの時貸してもらったから何とかなりました!」なんて、お金を借りた以上は誰でも一度は言ってみたいですよね。日本の場合、堂々それは言えるんじゃないでしょうか。

日本が受けた融資の総額は、約8億6300万ドル。1953年から31回融資を受けて、この返済が終了したのは1990年7月15日です。ちゃんと実績を上げて返済も済ませているんですから、ホント優等生です。私たちも、お金を借りた以上は何とかなっていきたいものですね。カードローンの場合、別に顧客の発展が目的で融資してもらってる訳じゃないですから、現状維持でも大手を振って合格でしょう。少なくとも悪い方へだけはいかないようにしたいものですね。

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