カードローンを申込もうと思っています。なるべく金利が低いローンのほうがいいので、いくつかのカードローンを比較して検討しています。そこで疑問があるのですがどこの金融機関のものでも例えば「実質年率4.5%~14.8%」など金利の幅がずいぶんとあるのですが、いったい金利はどのくらいになるのでしょうか。金利が10%と違うとかなり大きいので、申し込む前に知っておきたいと思っています。

カードローンの金利は融資可能な限度額で金利が決まります

カードローンは色々な金融機関で実施されているので、金額ごとの金利の区切りや金利の設定は金融機関ごとで若干違うのですが、ほとんどの金融機関のローンの金利設定は融資額が大きいほど金利は低く、融資額が小さいほど金利が高くなっています。たとえば某大手銀行のカードローン金利では、融資金額が10~100万円未満の場合は14.0%、100万円以上200万円未満は12.0%200万円以上300万円未満は9.0%と融資金額により段階をふんで金利を設定しています。金利自体は利用する金融機関によって違いが、カードローンを実施している金融機関の多くが同様の状態で金利が設定されています。これには理由があり、利息制限法という法律で融資金額ごとの利息上限が決まっており、それの制限内で各金融機関で実施されているようです。

実際にカードローンを申込んでみると、最初は比較的低い融資可能額での契約になります。もちろん収入などの条件によって高めの金額で契約できる方もいますが、最初は金利の一番高い枠内の融資金額になることが多いようです。カードローンの金利は利用したい金額ではなく、利用できる金額によって決まります。カードローンの申し込みをする際の比較であれば、一番高い金利が適用される上限額などで比較してみるのも良いと思います。

【参考ページ】
金利による具体的な利息の支払い額をチェック!

カードローンの金利幅について

キャッシングカードローンの金利は、4.5%~18.0%といったように、金利幅を持たせています。これを見て金利を比較検討してからキャッシングの申込みをする方もいます。勘違いとして多いのが、はじめてそのキャッシング会社に申込みをするにもかかわず、もしかしたら審査の結果がよかったら最低金利で借りれるかもしれないと勘違いしてしまうことです。ところが、いざキャッシングの契約をしてみるとほとんどの方が、最高金利での契約となってしまうのです。取引もはじめてで、いきなり低い金利で契約できることはほぼないことなのです。

そのため、金利を比較するときは上限金利で比較をします。金利が安い会社でお金を借りたいのであれば、上限金利がすこしでも低い会社で申し込みをします。では、なんのために金利幅を持たせているのかというと、契約金利は限度額に応じて変わるからです。貸金業規制法では、貸付をする際の上限金利が定められています。10万円未満が20%、10万円以上100万円未満の限度額は18%、100万円以上の限度額は15%以下とされています。消費者金融系のカードローンは、基本限度額が100万円未満の小口融資です。(参考ページはこちら→貸金業法のルールとは?

限度額が小さいにもかかわらず低い金利で融資をしてしまうと、ほぼ利益がでないということになってしまうため法律上限いっぱいの金利で融資をしているのです。ここから金利を下げていくには、限度額を増額していくことです。消費者金融に利息の支払いが厳しいから金利を下げてくださいとお願いしても、一応審査はしてくれますが素直に金利引き下げに応じることはありません。金利引き下げは限度額増額と一緒という会社が多いのです。中には取引期間が長ければ応じてくれる会社もありますが、半年や1年程度の取引で金利引き下げだけに応じることはありません。限度額を100万円以上に増額することができれば金利も15%以下まで引き下げてもらうことができます。

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