私はモビットでお金を借りていました。かなりの長期間モビットを利用していたのですが、最近になって長い間消費者金融を利用していた人なら過払請求ができる可能性があるということを知ったんです。それで、自分はどうだろうと考えてみました。モビットのカードローンを利用していた場合、モビットは過払請求に応じてくれるのでしょうか。
モビットで借りている場合、過払いがあるとは考えにくいです
まずは、なぜ過払い金が発生するのかから見てみたいんですが、過払い金というのは、本来利息の上限と決められていた利息以上の利息で貸付を行っていたカードローン会社があったことが原因となって発生したものです。しかし、それには、当時2つあった貸金業者に関する法律のうち、高い方の利息に従ってお金を貸したからだという理由があるのですが、実際にはその金利で貸し出しをすることが認められていたのは、立場的に弱い会社でした。
つまり、そういった会社を保護するためにそのような違いが設けられ、2つの法律間に金利の差があったのですが、明確な罰則規定がなかったことから、多くの会社が高い方の金利でお金を貸していたために、払い過ぎている利息があるということが起こって来ました。それを取り戻すのが過払い請求というわけです。
だから、そもそも上限の金利を守って営業していた会社の場合、過払いが起こることは考えにくくなっています。モビットは、定められた利息の範囲でお金を貸していたカードローン会社ですので、過払い自体が発生することが考えられないということになるんです。だから、モビットが相手の場合に限って言えば、過払い請求をしても過払い自体が発生していないのですから、応じてもらえることもないということになります。
しかし、モビット以外の会社から借り入れをしていた場合、質問者さんが言われるように長期にわたってお金を借りていた人には過払い金が発生している可能性はあるんです。過払い金があるかどうか知りたい場合は、過去の取引履歴などをもとに計算するという方法があります。そのため、高い金利で借り入れをしていたという覚えがある方は、一度確かめてみてもいいかもしれませんね。
モビットカードローンへの過払請求について
モビットカードローンへの過払請求は誰でもできるわけではありません。法律で定められた上限金利以上で契約をしていたことがある方のみが、請求をすることができます。貸金業法では、上限金利を利用限度額に応じて15%から20%以下を上限金利と定めています。自分が契約していた限度額の金利が貸金業法で定められている上限金利を超えて契約していると過払い金が発生している可能性があるのです。何%で契約をしていたかどうかを調べるには、契約をしたときに契約書の控えが交付されていますのでそれで確認することができます。
インターネット契約の場合は電子契約なので契約書の物体が存在しません。モビットのホームページからカード番号と暗証番号で会員ページにログインして確認ができます。あとは、コールセンターに電話をして確認することです。すでに、貸金業法が2010年に改正されてから4年が経過しようとしていますので、ここ近年で契約をされた方はすでに法定金利以下の金利での契約になっていますので、過払い金が発生しているとは考えにくいです。ですが、貸金業法が改正される以前に25%や29%といった高金利で長期間取引をされていた方は、過払い金が発生している可能性があります。過払い請求は何から始めるかというと取引履歴を取り寄せることから始まりますが、一般には弁護士や司法書士といった法律の専門家の方に手続きを依頼することが多いです。
自分の代わりにカードローン会社と交渉をしてくれます。法律の専門家に依頼しなければ過払い金請求はできないということではなく、個人でも手続きはできます。しかし、過払いの話し合いが平行線になり訴訟へと移行したとなると、法定に出廷しなければなりません。平日ですので、仕事をされている方は会社を休まなければならなくなったり、法律の知識も必要となってきます。そのようなことを考えると弁護士や司法書士に依頼したほうが得になります。完済していれば着手金は無料という法律事務所もあります。